ダメな自分も自分と認める
2017/10/17
ダメな自分も自分と認める
私はこれにかなり時間が掛かりました。なんとも傲慢ですが若い頃は「 自分はやれば何でも出来る」という根拠のない自信に満ち溢れていて、自分が大好きでした。それが20代後半から自分の思うように人生が進まないと思うようになり、それからどんどん自信を無くしてしまい、自分はダメだと卑下し、何のために自分は存在してるんだろう、とか自己嫌悪でいっぱいになるまで落ち込む事もあるようになりました。
するとある時、私は「人に認めてもらいたい」という気持ちが強すぎる事に気付きました。「認めてもらいたい」「こう思われたい」と思うあまり「自分の存在価値」を他人の判断にゆだねている、と気付きました。
例えば、悲しいのですがうちの父は私自身にはあまり興味を示しません。興味を示すのは他人に褒められた時だけでした。父はあまり物事を深く考えるような人ではないように見えるし、こんな話を本人としたことも無いですが、子供の頃からそれを寂しく感じていました。
そんな父に愛してもらうには、父の望むような、色んな人に褒められる私になるしかない、と思ったのかもしれません。
そんな感じで、相手によって自分がどうであれば価値があるのか、無意識で常に考えて生きてきたのかもしれません。
期待に応えられない自分はダメなんだ、というのは他人の人生を生きてるようなものです。
誰でも完璧じゃない。あの人もこの人もダメな時もある、でもだからってその人を嫌いじゃないよなあ、完璧だったらむしろ疲れるよなあ、とか友人の事を思ったりして。私もダメなところも含めて自分なんだからそれでいいのか、とようやく少しずつ少しずつ、受け入れられるようになってきました。