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ああ正負の法則

2017/10/12

ああ正負の法則 美輪明宏(著)

負の出来事によって、やっと心から納得できる事もある

物事には光と影、昼と夜、そして正と負があり、正ばかりの人生は無く、また負ばかりの人生も無いと美輪さんは言います。

本の後半の、歴史上の人物を何人かを挙げて、この時は天下を取ったけどその後はこんな負に見舞われた、などの解説部分や他の部分にもあまりにリアリティがなく、すんなりと飲み込めない部分もあったのですが、体調を崩した時この本を読んでいたおかげか、酷い思いをした分、そのうち良いことが起こるな!なんて考える事が出来ました。

それが普通で当たり前の事だった「健康」。急なめまいに襲われて一人の部屋で三日間立ち上がれなくなり、もしかしてこのまま一生寝たきり生活になってしまうのかも、と得体の知れない不調に恐ろしくなったその時、初めて健康であるという事の素晴らしさを知れたかもしれません。(結局めまいは良性のめまいで、今はほとんど再発していません。)

小さい頃から母に「あんたは五体満足なことに感謝しなさい!」と言われ続けたその言葉。
その頃は全く心に響きませんでしたが、負の出来事によってやっと心から納得できる事もあるんだなと。

それはこの本を読んでいたからこそかもしれないです。

どんな状況でも、そう考えたら乗り切れる

自分にとって負と思われる事、とんでもない不幸に見舞われたとしても、絶対に、どこかに正(良いこと)がある、起きる、もしくは負さえ正に出来るんだと。そんな希望を持ち続けることができるなら、負でもそんなに怖がることでは無いかもしれません。また、その負によってもまた得られることが何かあるはずだと思いたいものです。

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